一橋大学柔道部

魂魄留道場~東京国立・有備館より~

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【書評】「木村政彦は何故力道山を殺さなかったのか」

S47卒 松本先輩より書評をお寄せ頂きましたので、先輩のご了解を頂いた上で以下紹介させて頂きます。

「木村政彦は何故力道山を殺さなかったのか」読後感

 猪瀬直樹のtwitterを見て、本書の発刊を知った。猪瀬氏は力道山戦のことで木村政彦を取材したことがあるという。その取材で木村氏は、力道山を自分の念力で殺したと強く主張し、その内容が1993年5月の週刊文春の記事となった。本書の著者である増田俊也氏(北大柔道部OB)は、本書を書いた動機として、この記事を読んだことをあげている。

 あの一戦は、柔道をやる者として残念に思っていたので、真相を知りたいという思いをずっと持ち続けていた。あの一戦は、途中までは”プロレス”で、後半に力道山が本気で襲いかかったというのが通説になっている。昭和40年代にテレビで、この一戦の録画を見たことがある。木村が力道山に対してかなり長い時間、腕がらみを取っている場面(現在You Tubeで見られる画像ではかなり削除されている )があったが、力道山はこれをはずしたので、これは本気ではないということを確信した。しかし、最初からお互いに本気でやっていたら、どちらが勝ったであろうかという疑問については、自分の中で未解決であった。今回、本書を読んでこの疑問が解決した。あの敗戦をひきずりながら生き続けた木村氏に同情を禁じ得ない。

 本書は、木村氏の対力道山戦ということに焦点を当てて書かれた本だが、柔道界を様々な角度から鳥瞰している。高専柔道の歴史にも焦点を当てていて、当初は立技で決まる試合も結構あったが、団体戦であるため、強い相手と引き分けるため、年を経るごとに自然と寝技中心の試合になっていったという下りは興味深かった。わずか一行だが、一橋大学の名も出てくる。又愛弟子である岩釣兼生氏のことにも多く頁を割いていて、意外なエピソードがあることも知った。力作だと思う。(昭47 松本)

松本先輩、ありがとうございました。
他の先輩方におかれても、是非良書をご紹介いただければと思います。よろしくお願い致します。
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