一橋大学柔道部

魂魄留道場~東京国立・有備館より~

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平成25年度 旧三商大戦観戦記①(神戸戦)

平成25年度旧三商大戦観戦記
 文章:田中(H22) 写真:星野(H19) 編集:上田(H17)


去る平成25年11月23日、大阪市立大学柔道場にて行われた第61回旧三商大戦の様子をご報告します。
例年通り、柔道経験豊富な15人の猛者を率いる神戸。今年度は戦力が揃わず、5人の少数で臨まざるを得ない大阪市大。対する一橋は有望な新入部員を増やし、板羽主将の下、3年生5人、2年生4人、1年生4人の13人で決戦に挑みました。

131123 アップ

131123 00開会式

131123 神00よいしょ


【第一試合】 一橋大学 対 神戸大学


H25三商結果1

青木(1年/初) (警 告)㊀ 木村・太(4年/初)
一橋陣営の先鋒は1年生の青木。両陣営が固唾を呑んで見守る、異様な緊張に包まれた初戦であったが、青木は神戸4年生の木村に一歩も引かず、堂々たる試合運びをする。けんか四つで相手との距離を保ちながらも、機を見て内股等で果敢に攻めた。中盤、お互い膠着状態で試合が進むかに見えたが、木村が亀で守り、青木が攻めるという場面で青木が警告を宣告される。木村に道着袖を掴まれ、振り切ろうとする際に勢い余り「相手を蹴った」と判断されたためであった。ポイントを取り返そうと積極的に攻めるも時間切れ。結果的に惜しい一敗となったが、今後を期待させる堂々たる戦いぶりであった。

馬場(1年/無) (引 分)  木村・太(4年/初)
続く次鋒の馬場も白帯とは思えないほどに、互角以上の戦いをした。前戦で疲労した木村に対して、引き込みからの十字固め、諸手刈りを繰り出し、終始自分のペースで相手を翻弄する。途中、相手に攻められてヒヤッとする場面もあったが、4分間を戦い続け、値千金の引き分けに持ち込んだ。一橋陣営を一気に盛り上げる見事な引き分けであった。
131123 神02 馬場vs木村

小川(2年/初) (縦四方)〇 泉(3年/弐)
相手のポイントゲッターの泉が内股等で攻める中、小川も負けずに引き込みや背負い投げを駆使し、互角の試合運びをする。このまま引き分けに終わるかと思った試合終了間際に、場外近くで相手ともつれたところから寝技に持ち込まれ、縦四方固めで一本負け。「あと少し」と溜息の出る惜しい一敗であった。

相川(2年/初) (警 告)㊀ 泉(3年/弐)
続く相川の戦いは、徹底した「分け」であった。相手の攻め際に機敏に反応し、亀でしのぐという戦法を徹底し、相手に有効な技を出させなかった。一方で、「消極的な姿勢」と判断され、指導が累積し、時間一杯を使っての警告負けとなった。試合は集中できていたので、あとは分け役として老獪な試合運びを身につけてくれればと思う。
131123 神04 相川vs泉

田澤(2年/初) (引 分)  泉(3年/弐)
2人抜かれた状態で試合を迎える田澤は、何としても取りにいきたい局面。序盤から奥襟をとっての技を果敢に繰り出し、相手に攻め入る隙を与えなかった。対する相手はさすがに疲れが見え、終始防戦一方であったが、寝技で巧みに逃げ、そのまま試合終了の引き分けとなった。難しい戦局の中で、田澤には気負いがあったと思うが、練習通りの実力を発揮し、どんな相手でも取り切れるように今後に期待したい。
131123 神05 田澤vs泉

李(3年/初) (引 分)  石橋(2年/初)
一橋6人目の李は、石橋と対戦。李は得意の引き込みで相手に寝技を仕掛ける。落ち着いて自分の柔道を徹底した。対する相手も寝技に持ち込む柔道スタイルであったため、お互い膠着状態が続き、そのまま引き分け。
131123 神06 李vs石橋

田中(3年/初) (背負投)〇 辻(3年/初)
寝技中心の田中に対して、辻は立ち技で決めようとする展開。田中は組み手で妥協せず、タイミングを見て引き込みに持ち込む。徹底した組み手争いで、相手に万全の柔道をさせなかったが、終盤、一瞬の隙から組み際の背負い投げを受けて転がり、一本を取られてしまった。

萩(1年/初) (引 分)  辻(3年/初)
萩には引き分け以上が求められる重圧のかかる局面。安定感のある試合運びをする萩に対して、辻は先ほどの田中戦で体力を消耗しており、引き込みを繰り返して分けを狙ってくる。辻の繰り出す技についていきそうになるヒヤッとする場面もあったが、萩は相手を押え込みかけるなど、互角以上に張り合い、引き分けで辻を止めることができた。

四戸(2年/初) (引 分)  上嶋(2年/弐)
もう一人も抜かせてはいけない場面で登場の四戸。
双方立技は決め手を欠いていたが、寝技では四戸の粘り強さが光った。上嶋の背後につきローリングを繰り返すなど、終始優勢に寝技を続け、引き分けに持ち込んで次に繋げた。
131123 神09 四戸vs上嶋

丸山(3年/初) (大外刈)〇 木村・卓(4年/初)
丸山は得意の引き込みからの寝技を狙う。対する木村は神戸の抜き役。長身を活かして上から奥襟を取りにくる。立技で勝負したい木村に引き込みを繰り返し、寝技中心の試合にしたい丸山。しかし、立技の場面で木村に上からがっちりとつかまれ、大外刈りで抜かれてしまった。
131123 神10 丸山vs木村

福島(3年/初) (警 告)㊀ 木村・卓(4年/初)
木村に対して投げ技を繰り出し、その後うまくつぶれ寝技に持ち込む。木村に立技をさせない試合運びを行う。しかしながら、後半立技中に福島が後ろに下がる場面が多くなり、場外注意などの反則によって警告を宣告されてしまう。木村に持ち味を出させることなく、終始福島ペースであっただけに、非常に惜しい試合であった。

板羽(3年/弐)〇(掬い投)  木村・卓(4年/初)
一橋は残り抜き役の2人となり、もう勝つしか許されない状況。自身の役割を果たすべく、板羽主将が登場した。木村は3戦目で疲労している。板羽は相手が不用意に大内を仕掛けたところに合わせた掬い投げで、危なげなく一本をとる。
131123 神12 板羽vs木村

板羽(3年/弐) ㊀(警 告)  河田(1年/初)
河田は積極的に立ち技を繰り出すも、そのままつぶれてしまう。一人でも多く抜かなくてはいけない板羽にとっては、自分の技をかけづらい状況。それでも板羽は河田にプレッシャーをかけ続け、一歩引かせ続けることで河田に指導を重ね、ポイントを奪っていく。時間一杯の勝負となったが、優勢勝ちを収めた。

板羽(3年/弐)〇(裏 投)  板垣(2年/初)
板羽は3戦目の疲れが見えたのか、一時、板垣に抑え込まれるという苦戦を予想させる序盤。だがその直後、豪快な裏投げで一本勝ちし、皆を安心させた。

板羽 (3年/弐)(上四方)〇 佐段田(4年/弐)
一橋残り2人に対し、神戸は残り7人。佐段田は強力な抜き役であるが、後ろに控える鈴木に良い形で繋ぐためにも大事な一戦。昨年も板羽は佐段田と対戦しているが、4戦目であることが響いたのか序盤で抑え込まれ敗戦となる。板羽戦は3勝1敗という戦績以上に、昨年の三商戦と比べてより安定感、責任感が感じられ、主将としての一年間の成長が見て取れる試合内容であった。
131123 神15 板羽vs佐段田

鈴木(1年/弐)〇(小内刈)  佐段田(4年/弐)
一橋は大将となり最後の一人。鈴木は1年生ながら大将を任される期待の新人。神戸には残り7人が待ちうけているが、板羽を抜いた佐段田に対し、落ち着いた試合運びをする。誰もが接戦を予想するも、佐段田の引き際にタイミングよく小内刈を合わせ、佐段田が背中をついたところで一本の宣告。この勝利に会場がどっと湧いた。
131123 神16 鈴木vs佐段田

鈴木(1年/弐)㊀(大内刈)  酒井(1年/初)
ここで神戸は175cm/135kgと超重量級の酒井を繰り出す。けんか四つで釣り手を取り合い、鈴木にとってはいかに相手の引き手をとるかが勝負であった。組み合いながらお互いが回転する中、鈴木が鋭い大内で技有を奪い、そのまま優勢勝ちとなった。神戸の強敵2人を抜いたことで、一橋のムードはさらに盛り上がる。
131123 神17 鈴木vs酒井

鈴木(1年/弐)〇(内 腰) 西内(1年/初)
神戸は残り5人。酒井戦を時間一杯戦ったため、かなりの体力を消耗したと思われるが、疲れの色を見せることなく、落ち着いて試合を運ぶ鈴木。西内に対ししっかり自分の組手を展開し、内股にて一本勝ち。

鈴木(1年/弐)〇(小外刈)  今川(2年/初)
4試合目も危なげない鈴木。今川に対し小外刈りで早々に試合を決める。

鈴木(1年/弐) (背負投)〇 山下(4年/弐)
神戸は主将の山下が登場。鈴木は5試合目となり体力の消耗が激しく、ここが苦しい正念場。けんか四つの中で、鈴木は山下の釣り手が邪魔になり自分の組手にもっていくことが難しい。そこに山下の2段モーションの背負いが出され、一本をとられてしまう。3人残しで神戸大学の勝利となった。チームとしての敗戦は残念であるが、鈴木は1年生ながら期待を上回る見事な戦いぶりであった。

3人残しで神戸大学の勝利

平成25年度 旧三商大戦観戦記②へ続く)
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